地域包括ケア病棟に在籍しています。
人口の高齢化は医療需要の増加、急性期治療を終えてもすぐに在宅復帰することができない患者の増加を招いています。急性期病床を確保する為には、急性期後の受け皿となる慢性期の病床を充実させなければなりません。これらのニーズに対応して設立されたのが、地域包括ケア病棟です。当院には36床あり看護師14名、補助者2名、2交代で患者様への医療・看護の提供を行っています。他に退院支援看護師・リハビリスタッフ・医療ソーシャルワーカーがおり連携をとりながら退院支援を行っています。年齢制限は無く当院で扱う疾患すべてに対応しています。
地域保活ケア病棟の役割には
①ポストアキュート機能
ポストアキュートは急性期後の回復期を指します。急性期治療を終えた後、継続治療や 経過観察・リハビリテーションなどが必要な患者を受け入れ日常生活復帰に向けた準備を 行います。
②在宅・生活復帰支援機能
入院治療によりしょうじょうが改善しても、ADLが低下や新たに在宅での医療処置が 必要になリ退院に不安を感じている患者に対し、地域の医療・介護スタッフと連携をとり、病状や生活状況に合わせてひつようなサポートを整え、在宅復帰の為の準備をします。
③サブアキュート機能
サブアキュートとは亜急性期のことです。地域包括ケア病棟では肺炎・脱水・骨折・外傷など比較的軽度な亜急性期の患者を受け入れます。
④在宅介護支援
医療行為が必要で、介護施設でのショートステイが受け入れられない人を対象としたレスパイト入院や在宅生活維持・継続の為のサポートを行います。
⑤患者・家族の意思決定支援
これからの医療は患者の退院後の生活を考慮した幅広い視野が求められます。患者・家族が治療や在宅介護をするときに迷ったり後悔をしないように説明・指導・助言・サポートを行います。
自分のことだけでなくスタッフのこと・業務のこと・他部門との連携・ベッドコントロール会議への参加など経験したことのない業務が増え、今は経験のないことを覚えることや業務をこなすことに日々追われている状況です。
まだ楽しさを感じることはできていませんが、他部署の師長や主任とお会いする機会が増え、アドバイスをいただいたり管理者としての経験談やご意見を聞くことができてとても参考になります。楽しいと思えることを今後探していきたいと思います。
管理者といえども1人の人間ですので感情的になることもあると思いますが、病棟スタッフや他部門のスタッフにも信頼される関わりができ、入院して良かった・ここで働けて良かったと思えるような環境・病棟作りができたらと思っています。
私は准看護師の資格を取得後200床程度の病院に勤務し、3、4年がたった頃勤務していた
病棟の師長(穏やかで品のある方でした)から正看護師資格取得のため進学を進められました。それだけでなく進学するための情報や勤務していた病院の対応など調べて教えてくれました。まず師長が自分のことをちゃんと見ていてくれて評価してくれたことがうれしかったです。あのとき師長に出会えていなければ今の自分は看護師として今も働いていたかわかりません。とても感謝しています。
日本は2010年に5人に1人が65歳以上という超高齢社会となりその後も高齢化率は上昇の一途をたどっています。これからの医療は「病院完結型」から「地域完結型」へと移行してきています。今まで医療と介護サービスは異なる制度から別々に提供されてきましたが、住み慣れた地域社会で退院後も生活していくためには制度上異なるサービスであっても、関わる職種がチームを組み、意見交換を行い、新のニーズを捉えて必要な医療・介護サービスを調整することが必要になります。
セコメディック病院でもスタッフ一同協力・連携をとり、患者・家族が住み慣れた地域でできるだけ長く生活できるように支援を続けていきたいです。
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